この記事では、海外仮想通貨取引所である「Bitterz」のスプレッドについてわかりやすく解説していきます。
Bitterzは、レバレッジが最大888倍まで設定されている海外でも有数の仮想通貨取引所です。
2020年4月に設立されたということもあり業界内ではまだ新興勢力に位置しますが、この高いレバレッジを魅力として多くのユーザーが利用を始めています。
また特に重要な点は、このBitterzは日本人によって設立されたということです。
日本法人ではありませんが、公式HPも日本語に完全対応しています。
そのため、日本人ユーザーにとっては非常に使いやすい仮想通貨取引所ということができるでしょう。
この記事ではそんなBitterzのスプレッドについて、特に以下の内容をまとめました。
●スプレッドを抑える方法
●スプレッドに関するQ&A
これらを押さえておくとBitterzでよりお得に取引を進めていくことができるので、ぜひ最後まで読んでみてください!
目次
Bitterzのスプレッドを他社と比較
スプレッドが広いとも言われるBitterzですが、他の海外仮想通貨取引所と比べるとどうなっているのでしょうか。
通貨ペアをBTC/USDとし、大手海外仮想通貨取引所のFXGT・CryptoGTと比較をしました。
結果は以下の通りです。
【海外仮想通貨取引所3社によるスプレッド比較】
取引所 | スプレッド (BTC/USD) | 最大レバレッジ | |
---|---|---|---|
Bitterz | 20ドル | 888倍 | |
FXGT | 17ドル | 500倍 | |
CryptoGT | 17ドル | 500倍 |
この表からも分かる通り、Bitterzが極端に広くスプレッドが設定されているということはなさそうです。
Bitterzのスプレッドは変動性を採っているためタイミングや通貨によって一定の幅はありますが、他の海外仮想通貨取引所と比べて見劣りするということはありません。
Bitterzのスプレッドを抑える方法
ここでは、Bitterzで取引を行う際にスプレッドを抑える方法を3つ解説していきます。
その内容は下記の通りです。
●取引量が多いメジャー通貨を選ぶ
●通貨ごとに取引所を変える
Bitterzだけではなくどの取引所においても適用できる内容を解説していますので、仮想通貨FXを行う際の参考にしてください。
それでは見ていきましょう。
相場が荒れているときには取引しない
仮想通貨FXにおいては相場が急激に上昇したり急激に下落したりするなど、大きく荒れている際にはスプレッドの幅が広がってしまいます。
購入と売却のどちらか一方に偏ることで、買値と売値のバランスが崩れてしまうからです。
社会情勢が大きく動いた時、仮想通貨業界で大きなニュースが出た時などには価格が乱高下しがちですが、このようなときには取引を行わないことをおすすめします。
「このチャンスを掴みたい!」という方も、実際に取引を行う際にはスプレッド幅の確認を徹底してから臨みましょう。
取引量が多いメジャー通貨を選ぶ
一般的に、取引量が多いメジャー通貨はスプレッドが安定すると言われています。
売却と購入の需要が低い状態では価格差が縮まらず、スプレッドを広くとっておかないと取引所も不利益を被るからです。
メジャー通貨として代表的なものはビットコインやイーサリアムですが、スプレッドを押さえて取引を進めていきたい際にはこれらの通貨を選ぶといいでしょう。
知名度が低く取引量が少ないアルトコインの場合には、上述の理由でスプレッドが広くなりがちです。
通貨ごとに取引所を変える
各仮想通貨取引所によってスプレッドは異なります。
同じビットコインであったとしても、BitterzとBinanceで同時に取引を行った際には「Bitterzの方がBinanceよりもスプレッドが狭い(手数料が安い)」といった事象が起こり得ます。
このように同じ通貨であったとしても、どの取引所を使うかによってスプレッドに差が出てきます。
この特性を利用してスプレッドを抑えることを考えた際に最も有効な手は「通貨ごとに取引所を変える」ということです。
「ビットコイン取引はビットコインのスプレッドが狭い仮想通貨取引所Aで行う」、「イーサリアム取引はイーサリアムのスプレッドが狭い仮想通貨取引所Bで行う」などのやり方を取ることで、より経済的に取引を進めていくことが可能です。
仮想通貨によって取引所を変える例は以下の通り。
・イーサリアム→Binance
・リップル→ FXGT
各仮想通貨取引所によって、また各通貨によってスプレッドは異なるという点を押さえ、より条件が良い取引所で取引を進めていきましょう。
スプレッドに関するQ&A
ここでは、スプレッドに関する難しい点やよく挙げられる疑問などをQ&A方式にて3点解説していきます。
その内容は下記の通りです。
●なぜスプレッドは重要なのか?
●なぜスプレッドは広がるのか?
スプレッドに関する理解は仮想通貨FXを行う上でとても大切です。
概要から細かい点までしっかり理解した上で取引に臨むのが利益を上げていくコツです。
それでは見ていきましょう。
手数料無料でもスプレッドはある?
「手数料無料」と記載がある仮想通貨取引所でもスプレッドはあります。
表現の方法や捉え方は各仮想通貨取引所によって異なるものの、基本的にスプレッドは「販売所形式を取っている仮想通貨取引所が、実質的な手数料とみなして徴収しているもの」です。
買値と売値の差であるスプレッドは、一般に言われる手数料(取引手数料、出金手数料、入金手数料など)とは性質が異なります。
そのため「手数料無料」を謳っている仮想通貨取引所であったとしても、スプレッドが発生するケースはあるので充分な確認が必要です。
しかし仮想通貨取引所のなかには、Binanceのように「取引所形式」を採用してスプレッドを定めていないものもあります。
こういった仮想通貨取引所では取引回数を多くしてもスプレッドによる差額を徴収されることはないので、頻繁に取引を行う方にはオススメです(取引手数料等はもちろんかかります)。
なぜスプレッドは重要なのか?
スプレッドは「手数料」としてユーザー・仮想通貨取引所双方に重要な役割を果たしています。
それぞれの立場に立って見ていきましょう。
①ユーザー視点ユーザー視点から見てみると、スプレッドは一種の手数料であり、すなわち取引を行う際に発生するコストです。
仮想通貨FXによって利益を得ようとするユーザーにとって、その利益を幾分かでも減らしてしまう「コスト」という存在は重要以外の何物でもありません。
このスプレッドが広がることによって、または一定のスプレッドが設定されている通貨の取引を繰り返すことで、ユーザーは『金銭的な負担が増えていく』ことになります。
「いつのまにか積み重ねたスプレッドが大きな額になっていた。もっと節約しておけばよかった」と後から振り返ったときに後悔しないためにも、常にこのスプレッドという存在には意識を置いておくことが大切です。
②仮想通貨取引所視点
仮想通貨取引所の立場から考えると、スプレッドは「収入源」の一つです。
手数料と同じく仮想通貨取引所が運営・維持するために必要な収入の一部となっているので、各取引所がその存在を担保していくための重要な役割をスプレッドは担っています。
なぜスプレッドは広がるのか?
その当該仮想通貨の相場が不安定になっているからです。
スプレッドが広がるケースの主な原因は、「相場が不安定になっていること」です。
前述の通り、スプレッドは仮想通貨取引所が設けている手数料の一種です。
仮想通貨の相場が不安定な場合には仮想通貨取引所も損失を被るリスクが高くなり、そのカバーのためにスプレッドを広げる傾向にあります。
比較的相場が安定しているビットコインやイーサリアムであれば、極端にスプレッドが広くなるケースは多くありません。
しかし流通量や認知の少ないアルトコインは、暴騰・暴落のタイミングもなかなか掴むことができず、相場が安定していると捉えることは難しいでしょう。
そのような仮想通貨は、取引所側が利益を守るという意味合いからもスプレッドが広く設定されがちです。
Bieetezのスプレッドのまとめ
この記事ではBieetezでの取引が気になっている方向けに、スプレッドを中心にしてその特徴を解説してきました。
まとめとして、以下の点を覚えておいてください。
●相場不安定時は取引を避けるのが懸命
●BTCなど主要通貨では安定する
●通貨ごとに取引所を変えると抑えられる
●手数料無料でもスプレッドはある
●ユーザーと取引所双方に対し役割がある
Bitterzは日本人にも使いやすい上に、ハイレバレッジで巨大な利益を狙っていくことができる仮想通貨取引所です。
この記事を参考にして特性を理解した上で、ぜひ使ってみてください。